sonicwalk
街を楽器に!高精度測位システムがつなぐ音と人

sonicwalk

ソニックウォーク
スマートフォン、GPS、衛星測位システム、生活空間、風景、仮想の音オブジェ、空間楽器、アートイベント、身体、観光、防災

概要

sonicwalk(ソニックウォーク)は、私たちの周りにある森や公園、庭園、街並みなどの風景の中に仮想の音オブジェを置き、その風景と音を一緒に楽しむ体験を提供するテクノロジーです。スマートフォンの衛星測位システムを使って実現しています。

体験するには、スマートフォンのWebブラウザでsonicwalkのページにアクセスし、イヤホンを着けて街を散歩します。利用者の位置や動きにより、目の前に広がる現実の風景とともに、そこに配置されている仮想の音オブジェから音や音楽が聴こえてきます。

  • 環境と音を結びつけることを通して、風景に新しい意味を与えます。
  • 場所や歴史と身体的に深い関わりを生むことで、私達の生活環境、歴史を再発見します。
  • それらを通して参加者自信をも再発見する契機となることを目指します。

利用例

  • アート・エンタメイベントを通じたロケーション活性化・集客
  • 観光、防災、福祉、その他の用途での情報提示
  • 企業・商店のコマーシャル
  • 徒歩だけでなく、バスや鉄道による広域利用も
  • 利用者がサウンドマップに音オブジェを配置する参加型プラットフォーム

詳細

sonicwalkは、衛星測位システムによる位置情報に基づき音や音楽が変化する音環境システムを構築する技術です。2019年から実験的な運用を開始し、既にアートイベントでの利用実績もあります。

  • sonicwalkによる音環境システムは、ウェブアプリケーションとして利用者に提供されるため、個人が持つスマートフォンから利用が可能です。
  • 提供される仮想の音空間は、事前に用意した音素材をマップ上に配置することで制作することが可能なほか、時間や天気などの環境情報を音で提示することも可能です。
  • それぞれの音は鳴らし方(音量、聴こえる範囲、時間間隔など)を変えたり、残響音のようなエフェクトをかけることもできます。

受注内容

  • ニーズに合わせた利用方法の提案
  • 用途・案件ごとのユーザーインターフェースの実装
  • サウンドコンテンツ制作(フィールドレコーディングにより街の音を素材にすることも可能です。)
  • 音による情報提示のためのプログラムの開発

実績

→ 実績

Q&Aコラム

衛星測位システムとはなんですか?

スマートフォンで地図アプリを使うと現在地を表示することができますが、ここには多数の人工衛星から信号を受信して位置を測定する技術が使われています。この技術は衛星測位システムのひとつで、これは全地球航法衛星システム(GNSS)と呼ばれます。GNSSにはアメリカによるGPSのほか、EUのGalileoやロシアのGLONASSなどがあり、これらの信号をスマートフォンで利用することができます。

さらに2019年には、準天頂衛星システム「みちびき」が日本で運用開始されました。みちびきの導入により、これまでよりも高い精度での測位が可能になります。sonicwalkでも、この技術を導入することで実現する精密かつ繊細な音空間の体験を提供する可能性も探っていきます。

備考

sonicwalkは、株式会社cotonと東京藝術大学古川研究室による共同開発技術です。

ブランドペーパー ダウンロード(PDF)

branding-paper